気の遠くなりかたについて(山茶花オクリ讃2)/渡邉建志
 
あとに、リレーされない意味のなさが挿入されもする。

地方の困難がここにある。

どこにあるというのか。地方の困難が雪にあるのは常識的に正しい言説であるが、常識的に正しい言説だからといって正しい推論の結果だとは限らない。そしてまた雪に戻る。雪を繰り返す。

雪は、低反発性に富む。

これもまた単独で正しそうだが推論の中の位置を見失っている。
{引用=
とすれば間違いなくぶつかる
手前で躱す。重心を右脚に乗せたなら浮かせた左脚の膝の関節の捻り方がたゆ
まぬ前進にとって肝要だろう。膝の関節は左右の急激な振幅に、せいぜい半円
を描くよりちいさな角度をやりくり
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