気の遠くなりかたについて(山茶花オクリ讃2)/渡邉建志
(以下の私の駄文より先に読んでください。願わくばそのままパソコンを閉じていただければ)
「ノイズ」同様の右端揃え型の形をしており、目に美しいのですが、この形に整形するのだという意志から生まれる何か、怖いクレバスのようなものが生まれ、僕たちはそこに足を取られて落ちているうちに詩人の視野を覗いてしまうのかも知れません。
冬支度が始まろうとしている。ならば僕たちは手荷物を寄せ集め、高いところ
へ住みに行こう。雪が降る寒い四合目から、雪が競る山頂へ。僕たちはいまに
だれにも必要とされなくなる。雪掻きさえも頼まれようものか。雪のないとこ
ろへ行くのだ。
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