ロック・アンド・ハードプレイス/ホロウ・シカエルボク
とをしながら偉そうな顔をして生きていける連中のことは判らない、在りものの価値観を鵜呑みにしていることがどうしてそんなに誇らしいのだろう?銃剣を手に青い目の軍隊を殺しに突っ込んでいった連中もきっと、そういう人種だったのだろう、近頃は頻繁にそんなことを考える、その違和感は若いころからあったけれど、乗っかることを美徳とする人間がこんなに居るなんてそのころは知らなかった、踊る阿呆に見る阿呆というやつだ…本当に踊らにゃ損だろうか?俺には一度だってそんな風に見えたことなんかなかった、決まりきった足さばきを守るのに夢中で、それがどんな意味を持つのかなんか微塵も考えやしない連中の喜々とした表情は、怖気と表現するに
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