円心分離/おっぱでちゅっぱ。
 
しら。
と、散らしてしまえ。嘘。嫌い。

(一瞬も過ぎて。)

過去とした。
卑怯な、あたしは。

遠いものはよくみえて。
あれは船、波、街灯。岬。
流れは、向かうようで退いていく。

灯台回転光を瞳は反射して、
まばたきをしてしまえば、
細かく、まばたきをしてしまえば。
銘々、よく満ち溢れはじめてしまう。

かすかに見えるひとりの先。
綺麗に、ぼやけて落ちていく輝き。
かさねていたかった。微温。

時間の繋ぎが向こうの輪に触れて。
離れてく。音。
聞こえなくなる前に、
新しい音が聞こえてくるんだ。夏。


(虚ろ。うつろに睡魔は優しい)

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