20世紀少年/山人
したのである。だらしない格好でおよそ客商売とは無縁の風体のケンジ、さらに背中には姉の残していったカンナという赤ん坊。コンビニの親会社から叱責を受けるところから物語は始まる。1997年である。
ある日、ケンジのコンビニに五十嵐刑事(竜雷太演じる五十嵐長介)が現れ、ビールの配達先である敷島教授(北村総一朗演じる敷島鉄男)の所在を知らないかと来訪する。一家全員失踪したのだと言う。ビールのつけが残っていたケンジは断腸の思いで空瓶を回収に行く。そのとき、教授宅の壁に描かれた懐かしいマークを発見する。
何日か後、新宿第三小学校の同窓会があり、ケンジも出席する。あの当時のマルオ・ケロヨン・モンチャン・ヨ
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