20世紀少年/山人
 
チランドに行き、過去に遡り、トモダチの正体を突き止めることとした。

 1970年ある日、理科の実験大好きカツマタ君は、夏休み中家族と万博へ行く予定だった。教室でも、ケンジを中心に万博の話題が持ちきりだった。いろんなことに詳しいカツマタ君はみんなの前で万博の概要を話し、みんなから尊敬のまなざしを向けられる。そして家族で夏休み中万博に行くことを宣言し、さらに羨ましがられる。
 しかし、現実的にカツマタ君は万博へ行くことができなくなってしまった。その恥ずかしさを隠そうとサダキヨのお面を奪い、夏休み中お面をかぶってやり過ごすことを考える。
 ある日、お面をかぶったままのカツマタ君は菓子の当たり券
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