全く持って、私は嫌になるほど人間である/狩心
 

人間の生よりも先に存在している宇宙の創造と破壊の
宇宙の存在よりも先にあった そのもの
それを知っている人は全てのものから逃げたくなる
若い頃はその方法を探していたが
そんな方法はないというか、実は既に実現している事を、確信するに至る
そして答えよりも如何に表現するかが全てであると分かり
無秩序である私は表現の中に溺れていく
それは快楽
私はシステム
装置である事を望んで来たが
何故だかそれも
居心地が悪い

赤い桟橋に 下駄と着物と唐傘持って
踊って見せて、 桟橋の手すりの上にバランス取りながらふらふらと立って
原始時代の言葉をしゃべる、 君は僕をじっと見つめ
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