草稿?/よーかん
ると、
「ね。そう、なんだかオカシイよね、
そんなのが、なんだかウレシイんだけど、
ワカってもらえる。」
とちょっと俯いているから、
フェイスタオルで二の腕の水滴を抑えてやると。
「そうなんだよねぇ。」とつま先を内向きに揃え、
オレの顔を覗き込もうとしていた。
もう一回したそうな気配も混ざっている感じがして、
面倒クサくなるのを誤魔化すために、
「ああ、オレはもう、そういう時間とか、
未来に期待しちゃいかんのだろうなぁ。」と天井を眺めて、
視線から逃げた。
そしてから目をゆっくりと閉じた。
そうやってまた、
心を分かち合うみたいな瞬間から、
二歩三歩、
バレ
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