散文詩と言う題名の散文詩/こたきひろし
のコンビニエンスストアに導かれた。駐車場に入ると免許証の提示を求められた。
スピード違反だと告げられた。
あの日、大晦日の夕暮れに二人はラブホテルに入った。二人が出会って半年位がたっていた。
白バイの若い警官は彼女の恋人になっていた。
部屋に入るといっしょにお風呂に入り、それから部屋の冷蔵庫のビールを二人で飲んだ
飲みながら年末の番組をテレビでみた。紅白もみた。
旧年と新年の境目辺りでただの男と女になった。お互いの体の一部始終を確かめあって、重なりあい絡み合った。
「ネェあたしの事愛してるわよね?」
彼女が聞いた」
「もちろんだよ、決まってるだろう」
若い警官は答えた。
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