甘い甘え/opus
 
鈍感なふりして何も知らんふり
めんどくさいが口癖の彼は
本当に面倒臭がり

紫色の空気を吸って
緑色の舌を育てる
ドロドロとした白眼を
赤い鮮血が鈍く染める

徒労だと思ってもやらざるを得ない
能力が金を生むのはわかっているが
僕の脳は思考停止

腹が痛いからトイレにこもる
ただそれだけの事なのに
何故いけないんだい?

青色の空に緑色の葉が映える
日差しが皮膚に刺さって
汗が滴る
汗が服を濡らし
服が体を締め付ける
息も絶え絶えに
見つめた先には
無邪気な子供たち
若い母親が遠くで見守っている

太陽のせいだから
そう思いながら
僕はその
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