アルファマの娘の溜め息をみた日/秋葉竹
心に爪立てられた異国語
髪の毛を
引っ張り上げられ宙に浮く
ほどのビアンカ 急かされ ブータレ
いないって
知っても子供の頃なぜか
ハハ 魔法使いになると決めた
子犬抱き
ジョギングをするおねいさん
なにかが違う白い朝もや
「大嫌い」
嘘つかれてもわかるのは
涙の色が隠せなかいから
憎み合い
呪いたいほどの眼で刺され
愛のゴールはこれだったのか
眼よ 追うな
どうしたらいい 嫌っても
やっぱり好きが止まらないまま
あの頃が
今ではやさしい夢のよう
ただ好きなだけ抱きしめたぎゅっと
雨も止み
バイロアルトの瓦
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)