三匹が斬る〆 現代詩フォーラムランダム道中千人斬りの巻  其の壱百参拾参〜其の壱百四拾/肉球マニア
 


 チアーヌさんは叙述の人である。だから、いっけん普通の文章を行分けにしただけに見えることがある。だが独自のリズム感を持っていて、読者を飽きさせず最終行まで運んでくれる。おそらく彼女の筆にのったものが六法全書であっても、最後は詩として読み終えることができるだろう。そんな数多の作品のなかで、この詩はとりたてて優れているわけではないが、「お幸せに」の結句が嫌みなくおさまっているところに、自然な技術の獲得を感じる。



□其の壱百参拾五

『異なるはじまり』 木立 悟 ★★☆☆☆
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「音と音のは
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