小説家小説/水宮うみ
うか一番閲覧数が伸びた小説は『光を失った小説家』。盲目の小説家、説話文学が主人公の小説で、ある事故により失明した文学が、それでも小説を書きたいと思い、編集者に自分の考えたお話を聞いてもらい、それを文字に起こしてもらうことでまた小説を書くことができるようになるというお話だ。その後編集者の女性と恋に落ち、その女性とともに幸せに暮らすようになる。それ以来どう考えてもその編集者をモデルにしたとしか思えない小説を立て続けに書き続け、恋って盲目だね!みたいなオチの小説。
今書こうとしているのは、手書きに拘る小説家の話。だからと言って、そのお話自体を手書きで書いている訳じゃないよ?
私はパソコンで書いてる。
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