小説家小説/水宮うみ
からかいやがって!
閲覧数が伸びると純粋に嬉しい。別に閲覧数が伸びたってお金が入ってくる訳でもないのにね。
趣味は散歩。年寄りくさい趣味ってよく言われるけど、これがないと私は小説を書けない。田んぼが陽の光に当たってきらきらしているのや、池でカメが日向ぼっこしているのをぼぉーっと見ていると、自然と誰かに伝えたい言葉が出てくるんだ。その伝えたいことをパソコンに打ち込んで、悪戦苦闘四苦八苦すればいつの間にかそれなりに形の整った小説ができる。そんな風にして私は小説を書いている。私にとっては太陽の光がアイディアの元だ。晴れた空から言葉が降ってくることに、何故だかみんな気付かない。
私の代表作、というか
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