【批評ギルド】 『I氏の走り書き』坂田犬一/大村 浩一
ぺらぁな飾りにしかならない。
何を書けば詩になるか、という定義は無い。ギリシャとかお鍋とかレンア
イといったテーマや、タームの問題では無いという事だ。どう書くかによっ
て詩になるかならないかは決まる、と私は思っている。
さて、坂田犬一さん。
この人には「さようなら!」をヘンに連呼し続ける『内緒のオマジナイ』
とか、『世界なんて本当は子供の口真似のバイクの音みたいなもの』とか、
「そして」売りの『不思議の町の 宮一 五郎さん』といった大傑作が他にあ
るのだが。
ポイントが割と入っていなくて、比較的近作で、かつ自分の好みに合う作
品をとログを遡上したら、これに行き着いた
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