名前は珍子/狩心
ど真ん中に大の字で倒れてしまった
珍子は立つことができなかった
そのまま珍子と運子は横並びで、数時間は悲しみに暮れた。
たまに2人のそばを通る人の形をした泥人形たちが幾人かいたが
「関わりたくない」という形相で皆、走り去っていった
ふと夜空を見上げると、満天の星空
人刺し指で一番星をつなげていくと、
まんまるとした巨大なおしりを描くことができた
トゥットゥルーーーー! レベルアップ!!
そんなことを珍子が考えた瞬間
また宙に、*の形をした異次元ポケットが開いて ボットリと、
2人目の運子が落ちてきて、今宵の恥ずかしい知祭りに加わった
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)