毒にも薬にもなる 積み上げていくもの/水菜
たところでは、シクラメンは、サポニン配糖体を含み、摂取すると嘔吐や胃腸の粘膜のただれを引き起こす毒性を持っていますが、大航海時代でじゃがいもが主食となるまで、西洋では、「アルプスのスミレ」などの美称があり、シクラメンを食用としていたようです。根茎は下剤として利用されているようです。アサガオにも下剤作用は含まれています。ヒルガオの場合は全草に毒を含み、腹痛や下痢になります。
魚、果物、香辛料や、塩などの調味料も、含めたら、食事をするという行為、食品を身体の中に入れるという行為自体、太古から続く今までの人が向き合ってきた、毒と効用との戦いだったのではないかと思います。(敢えて、虫や動物は避けて書
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