わたしが、もし、メアリーだとしたら/水菜
 

物体の色は「光源の光」と「物体が吸収・反射する光」で決まる
ことを当然、メアリーは知っていたとして

色をみても、それは決まりきったものとしてしか捉えないだろうか

空の色や海の色、土の色や緑を目にしても、そうなのだろうか

体験するとはなんだろう

心理的なものが、見ているもの、見方に影響を与えることは、わたし自身よく
知っているし

想像することが、見ている世界を何倍も美しく彩ることもわたしは、よく知っている

時には、知らないからこそ、美しく思えることもあったりすることも
よく、知っている

神のように、万物の理を全てメアリーが知っていたとしたら
たと
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