モラトリアム・オルタネイト/由比良 倖
がら、何かに追われているようで、自分の輪郭が崩れていくのを恐れながら、同時に消えてもしまいたいようで。頭の中の範囲が広すぎます。でも狭いと狭いで嫌です。しかし壮大な不協和音よりは、親しみ深い囁き声の方がいいです。あれもこれもそれもどれもあれやこれやが鳴っていて非常にうるさいです。眠剤を飲んでもうるさい明日、今日は無くなりません。・・神に祈る時一瞬神様はいる気がします。それを神と呼んでいいのか悪いのかは分かりませんが、でも、どうも、神様が髭の生えたじいさんだったら、日本人成人男子からの受けは非常に悪い気がする。どうしていいか分からない時に萌え要素ゼロのじいさんに付いていく気にはなれない。せめて美少年
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