恥ずかしい日常/水菜
 
ょうでねむることを嫌がりました

くらい闇に引き摺り込まれることをのぞんでいる風でもありました

しらないでよいときをオルゴールと時計台がじゃまをしました

それはしらなくてもよいことの筈でした

お節介でそばかすで黒目がちな目をしたときがじゃまをしたのでした

まだうまく音を出せないオルゴールは潤んだ瞳に音をとじこめていました



あかちゃけたくるみ割り人形は、赤ワインの海に航海へいこうとこころみていました

そう赤ら顔でおちゃらけたときにはおぼれていました



いくにんもの大人たちが、こころみてはおもいだせない音にくるしんでいました

シンが
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