わたしなりの小舟にのって/水菜
心になって、あなたの震える世界を目にするたったひとりの目にできる人になって
(あなた一人の世界の海から、わたしも見ていますとあなたに伝えたい)
わたしは、あなたを物にすることは出来ないから
あなた色の世界であなたの海を小舟で旅することをあなたに移動するそれを
あなたに求めたいとそうまなざしを同じにしようと努めながら
あなたの心に泪するのです
あなたの苦しさを
あなたのかなしさを
あなたの怒りを
わたしに、あなたの心の海を旅立とうとするあなたの切符を
わたしは、渡してもらいたいから
(世界は、きっとそれだけで出来ているから)
あなたとわたしの心の海は
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