わたしなりの小舟にのって/水菜
 


ねぇ、手を取り合いましょう
ねぇ、一緒に笑い合いましょう
ねぇ、一緒に喜びましょう
ねぇ、一緒にあなたと泪したいのです

(あなたの海は、わたしの心の視座を広げる指標となるから)
わたしは、あなたを尊敬し、慈しみ、愛しいと思います

(世界はきっとそれだけで出来ているから)
わたしは、その都度、あなたにフィーリングで心が通じることを
きっと疑えない

あなたの海を通じるまでわたしの精一杯の小舟で旅したいと願うでしょう
それが、あなた色の世界をわたしが目にする唯一の方法だから

(わたしを広げて
あなたを理解したい)
わたしの世界をその都度あなた色に染めて
またわたしからあなたへそのお礼として
あなたに少ない言葉を贈らせてください

世界は、きっと、それだけで出来ているから
世界は、きっと、それだけで出来ているから


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