ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(温か過ぎるけれど)/ホロウ・シカエルボク
の間に聞こえるとみんなニューイヤー・パーティーみたいに盛り上がった、すぐに次の曲が流れ、あっという間に皆そんなことは忘れた、トイレでことに励んでいた薄汚い配管工と誰でも構わないそばかすの女は、二人してオーバー・ドーズで悶え苦しんでいたが、たまたま小便に立ち寄ったやつらも誰も彼らの危険に気付くことが出来なかった、ひとつだけ鍵のかかる個室で男と女がぜえぜえ言ってりゃ致し方ないことだ―俺は自分をここに引きずり込んだ幼馴染の姿が見えないのでウンザリしながらジャックダニエルをストレートで流し込みエアロスミスに合わせて身体を揺らしていた、量を心得てる数人だけがフロアーで確かなダンスを踊り、他の連中は皆前衛舞踏
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