文学極道と国境/天才詩人
こにもう一つ看過できない課題が浮上してきたように思われます
それは「詩」というジャンルそれ自体を根本的に再検討する、というテーマです。ただたんに「詩」ではなく、敢えて「言語藝術」「藝術としての詩」という言い方を前面に出すことで、ダーザインは「詩」とそれ以外の広範なジャンル、とくにアニメやポップソング、映像や写真、ジャーナリズムなどとの競合・錯綜関係を強調しました。いま、文章を書く行為やその結果として生まれる作品を、グローバル・ローカルな世界の「現在」とどのようにシンクロさせることができるのか。
いつだったかは思い出せないのですが、文学極道のある投稿者がどこかで「詩」は敷居が低い、という
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