辺境の地の精霊たち/るるりら
 
ような男が恋愛に邪魔なので殺害してしまった。
しかし、殺された お坊ちゃんは、彼の魔法使いのおじさんたちの力で 再生し人間となる。そして、一度は殺された恨みをはらすために、間男を殺し、花から変化した人間であった彼女は、フクロウと かえられてしまったので、太陽をみることも ないまま うちまれつつ生きるという、あわれな生き物となったという話があるようだ。(ウェールズの この話を知るきっかけをくださった某詩人さん、どうも ありがとう。)

たしかに夜の鳥とは、なにかを思わるムードがある。
夜見る生き物に、人は 非人間でありながら人格を持つなにかを感じるものなのかもしれない。
人間でないものが人
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