大洪水/kaz.
 
何か? 耳鳴りを起こすような問いを掻き切って、僕らの東京に茶畑を開こうじゃないか。文学が置き去りにしてきた神話を開こうじゃないか。


六章 散弾

君たちはメロウを口に開け、乾いてしまうような、あるいは血を汚す、閉じてしまうような傷口で、忙しく、忙しく、動き回る、ヘイヘイおおきに毎度あり、商売繁盛焼き芋屋さんにゃ、ええもん安いもんが名物や、一切合切面倒見るやんけ、

可能性が飛び火している、命の綱を引き合う、ナタデココホワイト、鉈でここをワイと、切ったりしてみましょうか、いいや、やめておく。

青い渚を走り恋の季節がやってくる夢と希望の大空に君が待っている暑い放射にまみれ濡れた
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