Side by side/ホロウ・シカエルボク
しでかい声を出さなくちゃ駄目でございますよ
すげえ黒人とすげえ白人がバタバタと死んで
黄色い肌の俺は酸素欠乏症みたいな面で歩いてる
昼間は汗が吹き出すほどだった街路はいまじゃ
五分おきに小便器を探すほどに冷えている、便器に水を流すたびに思うんだ
便器洗浄水って名前の水もこの世には確かに存在してるってな
アーハー、政治家になんか期待したことはない
政治を叩いてるアーティストなんてみんな阿呆さ
俺は政治になんて期待したことはない
だから政治に失望したこともない
社会を作るのは個人さ、いまだってそうには違いない―俺の言ってる意味とは違うけど
誰もが一人で放り
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)