死活/飯沼ふるい
がぐもももも
「にじゅうはちどちちちちちちちち」
にゅうどょうぐももももももも
ここにきて
びちょびちょの
28℃
「にじゅうはちどしー」
と、略さず呼びたい
と、煮えている僕のなかから
霊柩車、空になってーー
歩道を歩く女の子のスカートが短い
※
女が言うには車はおもむろに路肩へ突っ込んでいったらしい。
飛び散った「きみ」のどこかの指のひとつは天を指すように突っ立ち、まるでアスファルトから勃起したぺニスのようだったという。
女は僕が「きみ」の指で犯される夢で夢精したことを知っているに違いない。
※
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