ファイブ・ペニーズ/ハァモニィベル
だかの炎の色は美しいかもしれないが、始めからおしまいまでただぼうぼうと無作法に燃えるばかりで、タクトもなければリズムもない。それでまたあの燃え終わりのきたなさ、曲のなさはどうであろう。》
ナントカ花火の華のなさを嘆いたこの文の終わりはこう結ばれている。
《われわれの足元に埋もれている宝をも忘れてはならないと思う。しかしそれを掘り出すには人から笑われ狂人扱いにされる事を覚悟するだけの勇気が入用である。》
と。。残されるものは・・・
サハラ
砂漠の三叉路
昼に炎の
夜に氷の
、立ち竦み迷う十代の俺
時折立っている墓を目印に
歩きつづけた 二十代
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