のどぼとけ×時間×エクスペリメント/高橋良幸
 
ブの浮き足立った帰り道とは全く異なっていた。

 もやもやした気分を晴らすためには、オープンマイクに行くしかないのだ、と思った。見に行くだけじゃダメだよなあ。10年前のことを10年ぶりに練習して。結果として、3月末に参加したオープンマイクは自分の出来はともかくとして、見ている分にはとても面白かった。ポエトリースラムジャパンと印象が違うのは、場の雰囲気のせいだろうか。それとも朗読に似合う箱の大きさがあるのだろうか。実験音楽がその界隈だけの小さなライブハウスで聞かれているように。試みに合う箱の大きさ。その集いとしての大きさ。
 現代詩が一般的に広く読まれてしまうのであればそれはもう現代詩ではない
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