のどぼとけ×時間×エクスペリメント/高橋良幸
のよくわからない好き嫌いのせいかもしれない。でもそれを別にしたとして、その場合朗読は何が良いのだろうか。
朗読用の詩。朗読があって成り立つ詩。それは活字だけになったときに成り立つだろうか。優勝した方の朗読は抜群に良かったし、新しいものに聞こえた。活字だけになっても、詩として成り立つもの。ゲストラッパーのパフォーマンスもとても良かった。でもそれが朗読だったらどうだろうか。黙読用と分けて、朗読のための文章を書くのなら、それをラップや歌にしない意味は何なのだろう。長丁場で一人でいたせいもあるだろうが、ポエトリースラムジャパンから帰る頃にはだいぶぐったりしていた。その数日前に六本木で見た音楽のライブの
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)