忘れたことが多すぎるけど少し/竜門勇気
 
狂ったように書いた。飢えすぎて、腹が減っていないふりをした。
友だちができた。すごい詩を書く奴がいっぱいいた。
僕は負けていた。僕は詩でずっと誰かの苛立ちと自分の苛立ちを共有したかった。
それをみんなもうやっていた。僕は少し救われた。

言葉にならない爆発するような気持ちを表現したかった。
言葉にすれば、少し楽にはなるから。口に出来なかった気持ちを言葉で作りたかった。
グラインドコアバンドでは飽きたらなかった。
ノイズバンドを組んだ。即興演奏をするバンドだった。
打ち合わせ無しで20分ほどのバンド演奏を何度かした。
ドラムのやつとライブ中に喧嘩をした。殴り合いもした。
機材の
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