忘れたことが多すぎるけど少し/竜門勇気
材の弁償と出演禁止をお願いされた。受け入れた。
何かが冷えていった。後から別のライブハウスで『あれはマジだったんですか?』
そう聞かれた。なんと答えたか覚えてない。そうだよ、と言ったかもしれない。
ホームページの詩が千を超えた。最後は千三百ぐらいだったと思う。
僕が詩を書き終わるより先にホームページのサービスが終わった。
確かi-homeだったと思う。その終わるしばらく前に出会った人がいた。
たくさんのことは言いたくない。僕は恋をした。
そして終わった。その終わりの影をずっと追いかけている。
いつかはこの影に終わりを告げるつもりでいる。いつか。
お疲れ様と言われた。僕の詩はハ
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