押韻詩人の言葉/独奏
落としたお年玉が道端にある
種がコンクリートの上で花咲いた
鼻先に持ってこられた餌
それは僕の弱さだと気付いた
無知に夢中になった
自意識だと思うが僕が担った
過剰に反応する感情
部屋にいるときの僕は最強
人生はゲームのような選択肢
サイコロが示す先は光と影
信じていたら痛み分け
名も知らない人が送る賛辞
賛否両論がある才能を信頼
映し出す風景が変わる過去と未来
もっと先を見たらそこに誰もいない
少しのことが嘘に見えてしまい
苦悩する頭を必死で押さえつけた
一瞬に人生は変わってしまう
僕は味わった転落と栄光
孤独と向き合う静寂と喧噪
吐かなくなった暴言と幻想
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