怖い怖いと言ってみた/独奏
 

表現することは自由なはずだ
言葉の壁は自分で超える
超えれなければ当たっていく
打ち砕かれたと思うのは自分が弱いから
強くなれば、何度でも当たっていける
怖がっていたら、表現すらも遠くなる
ひねくれた、卑屈が生んだ言葉
ゴミ箱に捨てられていた
拾い集めて言葉にした
殴り書きのような感情論
何度も破り、橋の上から息を吹きかけた
川にチリチリとなった感情論が落ちた
感情論は水に濡れた
油性で書いたので消えない
翼がない感情論は、水の波紋に流された
僕には翼がある
大きい綺麗な羽根が生えている
でも翼は飛ぶためのものでは無い
空を眺める。頭の中で浮遊する
空想で
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