「われわれは、愛と平等を否定」しうるか?−「障害」と「言葉」の関係を繋ぎなおすための考察/石川和広
 
害当事者の一人暮らしの現場から、レポートを、障害者自身と共に、出したり、それを、梃子にして、障害や、その自立という言葉に潜む、日常性からの微妙な乖離を問題としている。そこから彼は、実際に、障害を持つ人々が、基本的な日常性を、障害を、特殊的な前提にしすぎないで、確保できる社会の仕組みのあり方へと考察をすすめている。
(立岩真也のリンク先http://www.arsvi.com/index.htm

 しかし、3年間、知的障害者のグループホームの現場で、働き、また、けして、そのせいだけではないが、今は心を病み、うつ状態や不安を通過している私にとって、立岩のいささか、厳密、かつ、事象の複雑性を捉
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