「われわれは、愛と平等を否定」しうるか?−「障害」と「言葉」の関係を繋ぎなおすための考察/石川和広
散っていった、井上康生の昭和の匂いも決して嫌いではない。」(引用)
このどっちつかずは、私は?である。なぜなら
「個がいきいきと輝く、新たな時代に突入したのだと歓迎するのか。とらえ方は、もちろん個々の自由である。
私自身は、後者の輝きとすがすがしさを肯定したい気持ちがある。」(引用)
この辺りに、「個がいきいき」と言う言葉が、どう機能するか、見ただけの実感を書いたのではない、奇妙なリアリティの無さと無自覚を感じさせる
で「だが、「これで勝てなかったら、もう日本へは帰ってこれないというくらいに自分を追いこんで、それを試合で爆発させたい」と挑みながら散っていった、井上康生の昭和の匂い
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