リフレクション(鏡像に風穴)/ホロウ・シカエルボク
ら覗いてしまう…安定を求めないために先へ進む、完成を求めないために先へ進む、いつのまにかそんな傾向が産まれていた、おそらくは、始めてまだ間もないころから―習性のようなものだと言えば話は早いだろうか?荒野にひとつずつ小さな石を投げ込んでいくような出来事の羅列、おれのビートを息づかせてくれる連続的な現象…きわめて衝動的な連なりには一見関係性は希薄に思えるけれど、どこかをひとつ取り替えてしまえばもう成り立たない、そんな流れを持った羅列、おれ自身を語るための、ある種のリズムに裏打ちされた流れ…叩きつけられるようなペインティングにも似た…ボーダーラインのハッキリしてる色など塗りつける必要は無い、小奇麗に仕上
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