最悪 場合死 至 病/なけま、たへるよんう゛くを
。のうんのうんと伸びて這つてして置きながら、やにわにわかに「滅びむ」と宣うてくれる。
ひとに貰つて食ひ繋ぎ、よくもかくも偉ふ成れたな。まさに死に時とまだ言ひたくば、
花のひとつも育てて摘んで、手向け落として逝つてくれ。
・生活にそこかしこ 網蜘蛛にピアノ光 四肢・頭奪い 手切る 木彫りの鋼鉄 人女 臓物を造物 一様に記帳
周辺と内面の全てが瞬間に以て擦り固木に換わり 削磨の時を過ごす
白黒になり 中間色になり
心の形は砕片になり
砂粒を分子となり 無となり 思いを失くし
涎れを垂らし 目は泳ぎ
色を失くし 哀しみ諦めを顔に貼り 減り 散り 塵
・自分が気分が私憤が隔夜が
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