無に芽吹く意・伸縮/ホロウ・シカエルボク
って話だしな…そう、雨だってそうだな、「もしかしたらこれは雨のリズムで書かれているものかもしれない」雨のリズムを記録したただそれだけのものかもしれない、「もちろんそうじゃなくたっていっこうに構わない」…焦点の存在しない真実、どこにも落ち着かないリアル…心や、状況や、光の中や闇の中で、どんなふうにも感触を変える、「存在」―なんともゴキゲンな話じゃないか?俺はそいつの周辺をフラフラと移動しているのさ、その時々で一番歩きやすい場所を選んでね…
「魂」魂の方向は無限にある、前進ではない、後退でもない、上昇でも、下降でもない…移動すればなにかに出会う、出会ったときに気付くことが出来れば、さらに「無
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