再考「近年、詩壇にあらたなムーブメントは興るか?」/オダカズヒコ
 
さて、榊蔡さんが10年前にどういう議論をされていたのかをみていきたいと
思います。

「詩壇にあらたなムーブメントは興るか?
 これが本題です。
 つまりどういうことかというと、
 詩壇とはまるで関係ない地元の仲間とかに、
 まるで映画を語られるように、まるで音楽を語られるように、
 とある詩人の名前が会話のなかで持ち出されるか、
 ってとこ。」

ぼくは詩壇というと荒地派のようなものを想像してしまいますが、彼の論点は
そこにはなかった、ということは注目すべき点です。
詩がポップカルチャーとして、十分な位置を占めること、これが彼の提起した
問題意識だったわけ
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