ネバーランド/ホロウ・シカエルボク
 
話にしてしまうことを、自分が探し続けてきた中で確信しているからだ―言葉に語れることはわずかだ、それは意味にとらわれすぎているせいだ。すべての芸術は意味を破壊することから始まる、意味を破壊して、再構築する、羅列と羅列のあいだ、イメージとイメージのあいだに新しい感覚が挿入される必要がある、カレイドスコープをくるりと回してほんの少しだけ見ているものを変化させるみたいに…いつでもイメージを欲しがっている、動き続けるものを動かし続けるために、同じ景色を違うふうに眺めてみるために―同じことを語るのに同じイズムを必要としてはいけない、すでに書いたものは二度と書かれる運命に無い、同じことを語ろうとするなら変化し続
[次のページ]
戻る   Point(3)