詩人・砂木論のための覚書1/オダカズヒコ
>生な現実として 危険と感じます。
彼女がぼくにくれた一番最初のコメントがこれです。
ぼくの作風のどこに関心を持ってくれたのか、それは今でもよくわから
ないのですが、察するところ、多分、世の中に対する「告発」の気分が
詩の中に含まれている。
その危機意識というか、意識の危機というか、その匂いを嗅ぎつけたか
らだ。などと考えているのですが、いろいろ考えてみるとそれも著しく
アヤシクなってきます。
>平和への憎悪。
などという強い言葉を語る人が、同時に最初に引用した、「空をください」
というような、こんなにも明るくて未来を展望する勇気に満ちた作品を書く。
このambiva
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