スライドする時は気だるいタップを踏む/ホロウ・シカエルボク
どこかに感じ取ってしまうことがあるせいだ、そういうことじゃないぜ…いつでも知らないもののように書くことは難しい、だけどいつでも求められているものはそういうものなんだ、たとえばスタイルとしてでの完成ではなく、アティチュードとしての完成形とでもいうようなものだ…思考の隙間に夢が入り込んでくる、眠っているのか?いや違う、まだはっきりと目が覚めていないせいだ、きちんと眠るために一度しっかりと目を覚ましたいが、どうもそういうことは許されてはいないようだ、横になっている、縦横無尽な様々な楽器のフレージングが、芋虫のように身体に乗っかかって這いずり回っている、でもそれには名前をつけるほどの秩序はありはしない、だ
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