御霊神社/坂之上放肆
りどろどろ流れる汗と同じくいつまでも止まず
自然発生的に存在を開始し
不快感のみの汚臭をはなち
嗚呼、どこに終焉点を見いだすのか
畜生畜生畜生
お前ら俺の苦しみを知っているのか
俺は生温いくらい惚けた生活をしてきたが
それくらいしか出来ない俺のこの苦しみを
ケーキまたはピザのように切り分け
その薄っぺらいワンピースを
律儀に賢く生きている皆様方に一口食わせただけで
即ち致命傷になってしまうような
そんなつらさを味わっているとは誰も露さえ
思いやしない
神社の小道を抜け
また炎天下を燃やし歩き
汗を額から顔面中に瀑布しても
この憤りをボクはいつものように
または今
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