朦朧のJuly/ホロウ・シカエルボク
 
らいにさ


問題なのは、自分が明らかにその流れを離れたと感じたあとでもそこには関わり続けなきゃいけないということさ、それは無自覚であるが故に堅牢に作られたしきたりなんだ…大勢のぽかんとした正しいやつらが自分なりのやりかたでその中で無駄を生産し続けるんだ、まるえそれが大義であるみたいな顔をしてね…まったく、可笑し過ぎて笑える代物じゃない、そいつは全く可笑し過ぎて笑える代物じゃないのさ、そこには有機物たる意味なんかありゃしないんだ…いまはいつだ?いまはいったい何曜日の何時だ?夏だということしか俺には理解出来ない、時間はあまりにも身勝手に通り過ぎてゆく


時々、まだほんの時々だが、俺は寝
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