ギフト/吉岡ペペロ
を知らない。今日自分に起こったことをきのうの自分も知らなかった。
最初いやがっていた久美ちゃんを最後までやった。客は造成地関係の業者ばかりだったから、今日みたいな大雨の日はお客さんはいない。
久美ちゃんは洗い立てのジーパンのような香りがした。肉も髪の毛も。久美ちゃんはやられてしまうとまたいつもの饒舌にもどった。でも彼女が大悟に話す内容はもういつもとは違っていた。
マスターにはよくお尻を触られるんだとか、山田さんは大人しそうな顔をしているけれどああいう背がちっちゃい娘はHなんだとか、大悟と山田さんはデキてると思ってたとか、マスターと山田さんもここでしているんだとか、裸で突っ立ったまましゃべ
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