心理学にフロイト主義なるものがあるのか?フロイト評論?/銀馬車でこい
認めていただろう。一方で、人間において、空想及び幻想及び夢に関しての思考を考察した人間性は評価できるところはある。それについても、かつての王政下のベールに包まれたオーストリアハプスブルク王朝の真相を懐疑させるような発想ではあっただろう。否定的影響の強い論理展開の詳細までは、提出できないわけだが、明らかに、これらの点については、指摘せざるを得ない。
ヨーロッパの思想界について、その文献をただ漁るだけでは、中々糧を得ることは出来無いだろうが、フランス精神医学においては、明らかに、フロイト批判を続けた結果、揺るぎなき成果を得ていることが確かだ。すでに20世紀前半の古きにおいて、フロイト批判主
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