心理学にフロイト主義なるものがあるのか?フロイト評論?/銀馬車でこい
現在、日本で、そのジグムント・フロイトを本当に主義として大巾に認めすぎる傾向があるとすればそれは、批判されてもしかるべきだろう。それだけに、時代的な個人心理的な背景を、まるで、フロイトの言及を信じすぎるような格好で、人間それ自身に、それを充てるとすれば、それは、人間の認識、そしては、事実の誤測と誤認を、なぜか、与えると思うに忍びない。明らかに、フロイトの思想的歴史的背景は、男性についても女性についても、戦争そして暴力から、身を守るのが、ハプスブルク王朝の推進力であろうとした戦争であり暴力ではあったのではなかっただろうか。果たして、現代の人間心理について参照性の或る、人間心理の考察だったのか、そ
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