With 「Forty Licks」/ホロウ・シカエルボク
ンズを聴きながらぼんやりとしている
一日中太陽に炙られて
人間味は蒸発してしまった
詩なんか書きたい気分じゃない
そんな詩を書くしかない
ろうおうおうりん、と
ミック・ジャガーがこねくり回す
ころがせ、ころがせ、ダイスをころがせ
たったそれだけのフレーズが
世紀をまたいでリアルに存在し続けている
ああ、ミック・ジャガー
あんたは預言者に違いない
あんたに見えないものはない
女を繋ぎとめるやり方以外は
乱暴な晩飯のせいで睡魔は氾濫している
眠りたいのか眠りたくないのかよく判らない
詩なんか書きたい気分じゃないという詩を書いていると
ますます自分がなん
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